いまさらだけど「SMILE GAME BUILDER」のおススメ

「SMILE GAME BUILDER」のコミュニティは「RPGツクール」コミュニティほどには育っていないですし、
SMILE用の 3Dモデルのフリー素材を配布しているようなサイトもほとんどなく、
オリジナルの3Dモデル素材が用意出来ないと、見た目のオリジナリティが出せません。
よって、楽しめるユーザーが限定されるツールですが、ツール本体は分かりやすく操作しやすく、とても優秀。
個人で短編の3Dゲームが作りやすく、おすすめです。

・3Dモデルが自前で作れる方で、プログラムは組めないが、自分で3Dゲームが作ってみたい方。
・今までRPGツクールを使ってグループ制作していたリーダーさん。3Dモデラーさんを募集してチーム制作出来る方。
などは、ぜひ挑戦してみてください。

プラグインソフトとして、「SMILE GAME BUILDER Exporter for Unity」が用意されています。
この機能を使って、ゲームデータをUnityにエクスポートする事も可能です。夢が広がりますね。
(対応するVer.は「Unity 2019 LTS」までとなっています。)

>個人的なおすすめポイント
・リリース日は2016年9月8日と、公開から4年と4ヵ月になるゲーム制作ツールですが、現在もサポートは続けられています。
Steamの初期レビューで不満とされていた要素も、全てではありませんが、解消＆機能追加がされています。
長いサポートは嬉しいですね。
・公式の極端なローポリキャラクターを見て、ローポリしか使えないイメージがあったのですが、
インポート出来る3Dモデルは、「△10,922」ポリまで読み込めます。
フィールド上に、△10,000ポリモデルを置く度に、ゲームプレイ時のPCの最低動作環境は上がりますが、
△何千ポリか使えれば、十分に魅力的なキャラクターや、オブジェクトモデルなどが作成可能です。
(公式の3Dキャラクターモデルが極端なローポリなのは、２Ｄペインティングがし易い方向で設計されているためだと思われます。)
・使えるテクスチャは、アルベドマップのみの対応です。
ノーマルマップにすら対応していませんが、
逆に言えば3Dモデラー初心者であっても、モデリングからFBXファイルの書き出しまでの基本知識があれば、
モデリングソフトとSMILE GAME BUILDER上を行き来しながら、見た目調整の負担が少なく、イメージを早く形に出来ると言うことです。

>個人的にBADなポイント
・戦闘シーンで使う 敵キャラクターの素材は、2D画像のみの対応です。
・中～大規模のゲームを作るには作業能率が悪く、短編作品向けです。



ここ何か月かBlenderを学んで、モデリングからFBXに書き出せるところまでは出来るようになったので、
個人で3Dゲームの短編作品でも作ろうかなと思い立ち、
お正月のSteamのセール(80%OFF)に、「SMILE GAME BUILDER」 を購入してみました。
システム的にやれることがシンプル過ぎる半面、
操作がとても分かりやすく、悩んで詰む事がほぼないため、ゲーム制作に早く取り掛かれるのが良いですね。
技術的な面で詰む事がないので、楽しんで作っています。
GOOD.